
7月1日、平成25年度の路線価が発表されました。神奈川県内の路線価は、平均で前年比0.2%の下落となりました(横浜市や川崎市では上昇)。
路線価とは、道路に面する土地の1平方メートル当たりの価格のことを言い、主要な道路に価格が振られます。毎年、国税庁がその年の1月1日時点での路線価をこの時期に発表します。
相続税、贈与税を計算する場合の土地の評価額の算定に当たっては、この路線価を用います。簡単に言えば、自分が所有している土地の前面道路の路線価に土地の面積を乗じた金額が、その土地の相続税、贈与税評価額となります(実際は、そこから各種増減要素を加味して計算します)。
現在、アベノミクスにより地価上昇が伝えられているところではありますが、路線価は1月1日時点の価格のため、その影響は生じていません。今後いくら地価が上昇しようとも、平成25年度中の相続税、贈与税の計算に当たっては、1月1日時点の評価額を基礎とします。
路線価は、国税庁のホームページで簡単に閲覧することができます。路線価図は地図のようになっていますが、初めは見ずらいかもしれません。住宅地図や、グーグルマップ等と照らし合わせながら見ていくと対象地が見つけやすいと思います。一度この機会にご自宅の路線価を調べてみてはいかがでしょうか。
http://www.rosenka.nta.go.jp/
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